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a.病態
投球動作におけるスムースな運動連鎖の破綻により肩甲上腕関節に過剰な負担がかかった状態。
具体的には、股関節などの下肢機能障害や胸郭・骨盤帯などの体幹機能障害に、肩甲帯機能障害や腱板機能障害が加わり、加速期からボールリリースにおいて関節窩に対する上腕骨頭の求心位が取れていない状態である。
実際には筋緊張や筋短縮などの筋機能異常が正常な関節機能を阻害している場合が多く、肩甲上腕関節は水平過外転や過剰な内旋運動が強いられることになる。
この状態が持続すると、棘上筋・棘下筋の移行部付近の腱板関節面断裂や上腕関節唇剥離(SLAP病変)が起こり、コックアップ期から加速期の切り返し時に両者が肩甲上腕関節内で挟まるインターナルインピンジメントが起こる。公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト③スポーツ外傷・障害の基礎知識/財団法人日本体育協会発行p56.57より引用
ポイントは運動連鎖の破綻です。
投球動作は肩のみの運動ではなく、股関節からはじまる全身運動ですので
痛みが肩にでているからといって肩のみに原因があるのかというとそうではないのです。
野球で生じる肩の痛みを根本的に解決するために重要なキーワードは胸郭と股関節だと考えています。
詳しいチェック方法については次回書きますが、
投球動作において胸郭と股関節の可動域、機能はとても大切です。
胸郭周りや股関節の可動域が低下している選手ほど肩の痛みを訴えるケースがよくみられます。
この写真のようなチェックをして、胸郭、上部体幹部の可動域をチェックします。
肩の痛みを予防、改善するためにとても大事な可動域です。
次回はもう少し投球障害、野球肩について掘り下げていきたいと思います。
アメリカの大学に編入して勉強も野球も必死にがんばっとったハルタローが一時帰国し隔離期間を経て顔をだしてくれました(^^)/
ハルタローは日大豊山高校野球部の時に出会い、現在はアメリカの大学で野球に打ち込み、
6000人のプレーヤーの中で一番の選手になったりと大活躍中です🔥
アメリカにおるときも、捻挫した、肩を痛めたと電話がきてその度に心配していましたがええ笑顔を見て一安心しました(^^)/
大きくなっても遠くなってもこうして会いにきてくれる気持ちがほんまに有難いです。
球児のサポートはオールスポーツ整骨院にお任せください(^^)/
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