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a.病態 言葉の定義は、椎間関節突起間部の骨性連続性が破綻した状態である。しかし、腰椎分離症における痛みの原因、あるいは疼痛部位の特定は今なお確定されたものはない。しかし、分離部には自由神経終末を有する瘢痕組織の存在があり、同部への機械的刺激が痛みの原因の一つと考えられる。 b.発生機転 競技者・愛好家にみられる腰椎分離症は、多くの場合疲労委骨折、特に発育期のものであるといえる。吉田による発生の年齢(診断された年齢)分布は男女とも14歳(中学2年頃)にピークがあり、男子に多い。また、これまで成人競技者の検診データが明らかにしているように、より運動レベルの高い集団で腰椎分離が高率に見出されている。 以上のことから、大部分の腰椎分離の発生機転は、発育期の過度なスポーツ活動による椎間関節突起間部の疲労骨折であることは、ほぼ間違いのないところである。ただ、競技者・愛好家の腰椎分離のなかにも先天的要素、すなわち椎弓の形成不全などの要素が関与する場合もあり得る。その場合、分離後のすべりの発生に注意が必要である。純粋な過労性骨障害の場合は軽度のすべり以後は、すべりの進行はないことが多い。 (公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト③スポーツ外傷・障害の基礎知識/財団法人日本体育協会発行p25より引用)
ということで簡単にまとめると
・中学2年頃が発生のピーク
・男子に多い
・運動レベルが高いほど発生しやすい
・ほとんどが椎間関節の疲労骨折
・すべり症の発生に注意
と、こんな感じです。
症状としては、後屈痛がみられることが多いとされています。まれにしびれや下肢の痛み、筋力低下を訴える場合もあります。バレーボールのスパイク動作も反る動作の繰り返しで、分離症を発生しやすいとされています。野球もバッティングでの回旋動作の繰り返しなので発生しやすい競技のひとつです。発育期の選手たちで腰を後ろに反ると痛いという症状がある選手は要注意です。
まずは、
股関節周りの可動域拡大の為のストレッチを中心に【柔軟性】の改善を目指します。
次に、体幹部の【安定性】の獲得の為のトレーニングを入れていきます。最後に大切なことは【協調性】です。これは【コーディネーション】ともいいます。【バランス】というとイメージしやすいかと思います。それらの要素を向上することで根本的な解決が可能となります。
段階的にしっかりと復帰に向けてサポートします。
ぜひ一度ご相談下さい。
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